Fete
des Gardians アルルの牧童祭(2005.05.04)
しばらくこのページの更新が滞っており、スミマセンでした。
そのお詫びとしまして、毎年5月1日に行われる、アルルのFete des Gardians~牧童祭について詳細にレポートいたします!!
アルレジエンヌ(アルルの女)は噂どおり大変美しく、いまだ興奮が冷めないくらいです。 今年は3年に一度行われる、アルルの女王選出の年で、いっそう盛り上がっていました。
一日の始まりは、リス大通りの午前9時。プロヴァンスの伝統的で個性ある美しい民族衣装に身を包んだアルルの女性たちが、この通り目指して集まってきます。カマルグからは、白い馬を引き連れたガルディアン(牧童)たちが。このお祭りの主役は彼らです。5月1日は、すずらんの日でもあることから、ガルディアンの胸ポケットや、アルレジエンヌの片手には、すずらんのブーケが目立ちました。
アルレジエンヌたちは、お互いビズ(頬へのキス)で挨拶を交わし、そんな光景に観光客は釘付けになって、夢中でカメラのシャッターを切る。この日の朝は一時、霧が立ち込めていっそう幻想的な雰囲気だったんですよ~。
9時半近くになると、ガルディアンの馬にアルレジエンヌが得意のアマゾン乗りで加わって、街中を行進。市庁舎前を通り、ゴッホの絵(「夜のカフェテラス)」で有名なカフェのあるフォーラム広場へと向かいます。そこで短い儀式を終えてから円形闘技場前にあるマジョール教会へ。10時半にプロヴァンス語でミサが行われます。マジョール教会でのミサには一般人は参加できないということで、ほとんどの人たちは12時に行われるアルルの女王選出の場となる市庁舎前広場へ移動。
今年選ばれる女王は、19代目(1930年からの歴史があります)。選出の一週間前に7人の候補者が決まり、この7人の女性たちは衣装をまとって、当日7:30に市庁舎へと足を運びます。発表の12時までに、7人の審査員による投票が行われ、大勢の観客が集まった広場に面した市庁舎のバルコニーで、"LES
DEMOISELLES D'HONNEUR(名誉ある女性たち)"と呼ばれる女王に選ばれなかった女性6人の名前がアルファベット順で読み上げられ、紹介されて行きます。最後に呼ばれた人がアルルの女王というわけです。
アルルの女王が決まる瞬間、選考委員長がプロヴァンス語で「Pople d'Arle,veici ta
reino!」と叫び、女王の名前が告げられます。第19代女王となったのは、オレンジのコスチュームが印象的だったナタリー・シェーさん。
アルルの女王になるためには以下の条件が必要とされるそうです。
- 18~24才であること
- アルル、またはアルル地方の生まれであること
- アルル、またはアルル地方在住であること
- 独身であり、また女王就任中も独身でいることを約束できること
- アルルの伝統的なヘアスタイル、民族衣装の着付けを完璧に習得していること
- アルルの歴史、建築、モニュメントや文学、プロヴァンス語、アルル地方のしきたり、民族衣装について
高い教養を身に付けていること
- 就任期間は3年であり、更新不可であること |
アルルの女 ○ スナップ特集
|
|
|
|
カメラを向けた私に気付き、 微笑んでくれました
|
個性的な色あわせが目を引きます
|
|
|
|
繊細なレースに、ベロアのリボン
|
アルレジエンヌ&ガルディアン
|
日傘を差したアルレジエンヌ
|
|
|
|
どこからみても、うっとりする美しさ
|
プチサイズのアルレジエンヌ
|
マジョール教会へと向かう一行
|
そして16時半から、円形闘技場で一大イベントが行われました。この模様については近日、またアップいたします!