高品質なプリント技術で名高かったヴァランスの地に、1770年ヴァルドローム社の母体であり、前身となる La Manufacture de
Valence(ラ・マニュファクチュールー・ドゥ・ヴァランス) がローヌ川沿いに設立されます。 「もっと知りたい!プロヴァンスプリント」のページでも触れていますが、これは、インド更紗の輸入とトワルパント(捺染綿布)の国内生産禁令が解かれた後の出来事です。
この豊かな遺産を引き継ぎ、戦後の1946年に「絹の道」のパイオニアの一人でもあったジャン・ド・ヴァルドローム氏の名を取り、ヴァルドローム社創立となります。
過去コレクションにあったバスク地方のエスパドリーユは、フランスの職人によるものとしてバスク地方で、そしてリモージュ焼きのコレクションに関しては、フランスを代表する陶磁器メーカーで歴史ある窯のひとつ、リモージュ出身の
Philippe Deshoulieres フィリップ・デズリエ社によりプロデュースされ、時にその商品の産地と提携し、厳格に選びぬいた人材と共に商品作りを行うこともあります。いずれも熟練した職人の手による手作り品。
それゆえに決して安価な価格ではありません。しかし、品質とものづくりの姿勢は、手に取っていただければ、お分かりいただけると思います。