南仏料理レシピ集
プロヴァンスグッズが揃ったら、食べるものもプロヴァンスしましょ!
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A LA CARTE ~お品書~ |
鱈のブランダードベニエ 《BEIGNETS DE BRANDADE DE MORUE》 いわしのファルシ 《 SARDINES FARCIES》 サラダニソワーズ・ニース風サラダ 《SALADE NICOISE 》 ラタトゥイユ 《RATATOUILLE》 いかのプロヴァンス風 《SEICHES A LA PROVENCALE》 なすとトマトコンフィのクネル 《PAPETONS D'AUBERGINES ET TOMATES CONFITES 》 :::: ソース系 :::: アイオリ 《AIOLI 》 ルイユ 《ROUILLE 》 |
BEIGNETS DE BRANDADE DE MORUE鱈のブランダードベニエ |
ベニエとは衣揚げ、ブランダードとはニースの名物料理で塩ダラのすり身ににんにく、オリーブオイルなどを加えて、ペシャメルソースで煮た料理のことです。 本来は塩ダラを使いますが、塩抜きの工程がめんどうなので普通のタラを使い、多めの塩で味付けする方法を取りました。 |
材料 4人分 タラ 450g バージンエキストラオリーブオイル 300ml 牛乳 100ml にんにくのみじん切り 2片 サワークリーム 大さじ2~3 粗びき黒こしょう 少々 ナツメグ 適量 揚げ油 適量 ルイユ(レシピはこちら。赤唐辛子のきいたアイオリソースです) レモン (衣生地) 小麦粉 300g ビール 500ml ベーキングパウダー 8g 全卵 1個 卵白 3個分 オリーブオイル 大さじ2 塩ひとつまみ |
<調理手順> | ||
揚げ衣を用意します。 小麦粉、塩をボウルに入れ、中央をくぼませて堀を作ります。その堀の中にベーキングパウダーを混ぜ入れ、鍋で37度くらいに温めておいたビールを注ぎ、さらにオリーブオイル、軽く混ぜた全卵を加えます。なめらかな生地になるように、周囲の小麦粉を少しづつ加え、一つにまとめていきます。生地が温かい状態で、2,3時間休ませて下さい。 | ||
ルイユを準備し、冷やしておきます。 鍋にタラを入れ、タラ全体が被るくらいの分量の水に浸し、軽く沸騰させます。15分ほどことこと煮込んだ後、タラの水分を切り、ボウルの中で細かくほぐします。塩で濃い目に味付けし、にんにくを加えてかき混ぜます。オリーブオイル、牛乳をそれぞれ沸騰させずに温め、たらに少しずつ加えていきます。さらにサワークリームを加え、こしょう、ナツメグを入れたら、作っておいた揚げ衣用の生地を混ぜ合わせます。出来あがった生地を揚げる直前に卵白を固めに泡立て、泡を潰さないようにさっくり混ぜ込みます。 | ||
揚げ油を熱し、大きめのスプーンでだんご状に生地をすくいだし、きつね色になるまで揚げていきます。16~20個くらいできるはずです。 | ||
油を切ってお皿に盛り、ルイユとレモンを添えてできあがり。 | ||
SARDINES FARCIES いわしのファルシ |
ファルシと言えば、中身をくりぬいたトマトに挽き肉を詰めたトマト・ファルシが有名ですが、今回はいわしを使って。詰め物はほうれん草なのでヘルシーです。 |
材料 4人分 ほうれんそう 1kg(葉脈の少ない柔らかいほうれん草を選びましょう) オリーブオイル 大さじ2 玉ねぎ 1コ(細かくみじん切り) 小麦粉 大さじ1 牛乳 大さじ3(なまぬるくしたもの) ナツメグ 小さじ2分の1 にんにく 2片(細かくみじん切り) こぶりのいわし 24匹(うろこを取り、頭、内臓を取り出す) パン粉 55g 粗びき塩・こしょう 適量 |
<調理手順> | ||
あくを抜くため、ほうれんそうを塩茹でします。茹であがったら水で冷ましてからザルに上げ、キッチンペーパーなどでしっかり水気をとってからみじん切りに。 | ||
オーブンを230度で予熱し、オーブンプレートにたっぷりオリーブオイル(分量外)をぬります。鍋にオリーブオイル(大さじ2)を温め、弱火で玉ねぎをしんなりとするまで良く炒めます。 小麦粉とほうれんそうを加え、さらに2分ほど弱火で炒めます。牛乳をそそぎ、ナツメグを加え、塩、こしょう。混ぜながら弱火で2,3分ほど火にかけたらにんにくを加え、火からおろします。 | ||
いわしを洗って水を切り、頭、内臓を取ってから、2枚にひらきます。骨も取ってくださいね。内部に塩をふり、大きめのスプーンを2つ使って、12匹の開いたいわしに、先ほど作ったほうれんそうの詰め物をのせていきます。残りの12匹の開いたイワシを詰め物をのせたイワシにフタをするように、頭としっぽがたがいちがいになるようのせていきます。これで、12個のイワシの”サンドイッチ”ができたはず。この”サンドイッチ”をオーブンプレートに乗せ、オリーブオイル(分量外)、パン粉をふりかけます。230度のオーブンで10分焼いたら出来あがり。 | ||
SALADE NICOISE サラダニソワーズ・ニース風サラダ |
家庭によって、具は多少違ってくるようです。ツナが入るようになったのは今日のことで、これはかつてツナが高価なものだったからだそう。さらにラディッシュを加えてもグー。 |
材料 4人分 いんげん豆(筋をとったもの) 100g にんにく 1片 (2つに割る) オリーブオイル 大さじ4 バジルの葉 4~6枚 (みじん切り) レタス 適量 ほぐしたツナ 200g ピーマン 1個(皮を剥いて千切り) 熟れたトマト 4~6個(くし切り) ゆでたまご 2~3個 黒オリーブ 85g アンチョビー 12枚(千切り) 粗びき塩、こしょう 適量 |
<調理手順> | ||
インゲン豆の歯ざわりを残すために、茹でずに蒸し器で5分蒸す。蒸しあがったら水で冷やし、水を切る。盛りつけ皿に、にんにくをすりつける。 | ||
ドレッシングを作る。オリーブオイル、バジル、塩、コショウをまぜ合わせる。 | ||
レタスをドレッシング半量とあえて、お皿に敷くように盛りつける。お皿の中央にツナを、その周囲にいんげんとピーマンを盛りつける。さらにトマトと卵を彩り良く添える。最後にアンチョビーとオリーブをトッピング。残ったドレッシングをかけたら、できたてをすぐに召しあがりましょう! | ||
RATATOUILLEラタトゥイユ |
南仏料理の定番ですね。野菜たっぷりのヘルシーな一皿です。温めても、冷たくしても美味。 |
材料 4人分 オリーブオイル 200ml スライスした玉ねぎ 225g にんにく(つぶしたもの) 2片 湯むきトマト(中の種を取って荒くこま切れにしたもの) 225g ブーケガルニ 1束(ローリエの葉1枚、タイム1本、セロリの軸1本) 白ワイン 250ml なす 350g(2.5cm角に切ったもの) ズッキーニ 225g(2.5cm角に切ったもの) 赤ピーマン 225g(皮をむいて、ざく切り) ミント、またはバジルの葉 5枚(みじん切り) 粗びき塩、こしょう 適量 |
<調理手順> | ||
オリーブオイル大さじ4を鍋の中で温め、玉ねぎをしんなりするまで炒める。にんにく、トマト、ブーケガルニ、白ワインの半量を加え、30~40分、フタをせずにとろ火で煮ます。 | ||
新たに取り出した鍋に、残りのオリーブオイルを温め、なす、ズッキーニ、赤ピーマンを加えます。時々掻き混ぜながら、弱火で必要に応じ油を加えながら、野菜が柔らかくなるまで炒めます。 先ほど別鍋で作っておいた、たまねぎ、トマト等のすべての野菜と一緒にしたら、残り半量の白ワインを加え、沸騰させ、塩、こしょう。ふたをして、とろ火で45~60分、蒸し煮します。 | ||
ブーケガルニを取り出し、ラタトゥイユをお皿に盛ります。ミント、またはバジルの葉をふりかければできあがりです。 | ||
SEICHES A LA PROVENCALEいかのプロヴァンス風 |
伝統的なプロヴァンス庶民の味。簡単にできる料理です。 |
材料 4人分 やりいか、またはコウイカ 1kg オリーブオイル 100ml 玉ねぎ 1コ(みじん切り) 湯むきトマト 3コ(中の種を取り、みじん切り) 白ワイン 350ml 沸騰させたお湯 350ml ブーケガルニ 一束(ローリエの葉1枚、タイム1本、セロリの軸1本) にんにく 2片(みじん切り) パセリ 適量(みじん切り) 粗びき塩、黒コショウ 適量 |
<調理手順> | ||
流水で、いかを丁寧に洗って水気をふきとり、胴体は2cm厚さのリング状に、ゲソは2、3cmの長さに切ります。 | ||
鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎを飴色になるまでいためます。いかとトマトを加えてよく混ぜたら軽く沸騰させ、 白ワインと沸騰させたお湯を注ぎ、塩、こしょうします。 | ||
ブーケガルニを加え、 イカが柔らかくなるよう、フタをしてとろ火でじっくり2時間煮込みます。 できあがったら、にんにく、パセリをふりかけて召しあがれ! | ||
PAPETONS D'AUBERGINES ET TOMATES CONFITESなすとトマトコンフィのクネル |
おしゃれで少し手の込んだ一皿。地域によって家庭によって、様々なバージョンがあるそうですが、 トマトは絶対にかかせないのだそうです。 |
材料 4人分 なす 3コ オリーブオイル 大さじ5 湯むきトマト 6コ バター 15g 玉ねぎ大 1コ(みじん切り) にんにく 2片(みじん切り) タイムの葉 大さじ2 生クリーム 大さじ2 赤ワインビネガー 大さじ1 粗びき塩、黒こしょう 適量 シブレット、西洋パセリなど 適量(飾り用) |
<調理手順> | ||
オーブンを150度に予熱。なすをタテ2つに割り、皮が下になるようオーブンプレートに並べます。なすにオリーブオイルを塗り付け(分量外)、オーブンで30分焼く。この間、トマト3つを4個のくし切りにし、内部の種を取っておきます。 オイルを塗った別のオーブンプレートにトマトを並べます。 | ||
残り3つのトマトを細かく刻み、とっておく。 大きな鍋にバターをとかし、オリーブオイル大さじ1を加えます。火を弱め、焦がさないように玉ねぎ、にんにくをいためます。 | ||
なすをオーブンから取りだし、オーブンの温度を220度に上げ、オーブンプレートに用意していたトマトを軽く温めておきます。 なすの中身をくりぬき、取り出したなすの身を細かく刻む。このなすとタイムを、炒めた玉ねぎに加えて塩、こしょう。 さらに刻んでおいたトマトを加え、生クリーム、塩コショウで味を整える。とろ火で5分、時々掻き混ぜながら煮ていきましょう。 | ||
できあがったものを、スープ用のスプーン2本を使って、トマトのくし切りを形作ったものを12個作る。中央が山になるように成形します。このなすのクネル(つみれ)3つを、今度は三つ葉の形になるよう均等にお皿に並べ、クネルとクネルの間にオーブンで軽く温めておいたトマトのくし切りを飾ります。 トマトはフォークで軽く抑えて、花びらのように成形します。 | ||
ヴィネグレットソースを作る。オリーブオイル大さじ3~4、赤ワインビネガー、塩、こしょうを合わせるだけ。 トマトとクネルにこのソースをかけて、最後にシブレットまたは西洋パセリを飾ってできあがり。 | ||
プロヴァンスの代表的なソース |
AIOLIアイオリ |
プロヴァンスのシンボル的ソース。伝統的なレシピでは、一人につき2片のにんにくが使われるのだとか。 ルイユと同じく、魚、野菜料理と共に供されます。 | ||||
材料 4人分 | <調理手順> | |||
| すりばちで細かくにんにくをすりつぶし、パンの白身、マスタード、塩こしょうを加えてさらに擦り混ぜる。 大さじ1のオリーブオイル、ビネガー、卵黄を加え、混ぜ続けてください。残りのオリーブオイルとひまわり油、またはピーナツオイルを少しずつ加えながら、マヨネーズを作る要領で乳化させていきます。 塩、こしょうで味を調整したら出来あがり。 そのまま食卓へ。保存する際は、フタをして冷蔵します。 | |||
ROUILLEルイユ |
ルイユは典型的なプロヴァンスのソースで、魚、野菜料理と共に供されます。カイエンペッパーとサフランの辛味がポイント。ブイヤベースと共に作られることが多いそうです。 | ||||
材料 4人分 | <調理手順> | |||
| すりばちで細かくにんにくをすりつぶしパンの白身、ゆでたじゃがいも、カイエンペッパー、サフランを擦り混ぜながら加えていきます。 オリーブオイル大さじ1、卵黄を加えながら、さらに擦り混ぜる。残りのオリーブオイルとひまわり油、またはピーナツオイルを少しずつ加えながら、マヨネーズを作る要領で乳化させていきます。 塩、こしょうで味を調整したら出来あがり。 そのまま食卓へ。保存する際は、フタをして冷蔵します。 |
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